新機体のテストフライトを行いました!

2020年09月16日
コラム

金井度量衡では、新しく導入したドローンのテストフライトを行いました。

フライト時は視界こそ良かったものの、風は強め。機体が風に煽られてしまわないか不安でしたが、強風をものともしないパワーで、安定飛行できました。

今回は、テストフライトを行った機体の詳細と使用感についてお伝えします。

テストフライトを行った機体とカメラを紹介

まずは、テストフライトを行った機体とカメラについて、簡単に紹介します。

機体:MATRICE 300 RTK
カメラ:ZENMUSE H20

機体の6面全てに衝突回避センサーがついており、全方向に対して障害物がないか確認しながら、安全な飛行が行えました。

また、撮影用カメラと操縦用カメラが分かれているのも特徴です。

撮影用カメラでブレのない綺麗な映像を撮りながら、機体用カメラと衝突回避センサーで周囲の状況を把握できたので、安心して操作できました。

ちなみに、普段は画像のような専用ボックスに収納しています。

専用ボックスから取り出して、簡単な組み立てをしてから、フライトします。

2種類のセンサーで障害物を検出し、機体を水平に保つ

機体について、より詳細にお伝えしましょう。

「MATRICE 300 RTK」には、機体6面にセンサーがついているとお伝えしました。センサーは、ビジョンセンサーとTOFセンサーと呼ばれる2種類のものがついており、障害物回避や機体の水平飛行に役立てられています。

ビジョンセンサーとは、簡単にいえばカメラ映像を使ったセンサーです。機体の周囲、全ての方向の映像から、障害物の状況や機体の傾きを割り出します。

TOFセンサーとは、超音波を使ったセンサーのことです。機体から超音波を放出し、地面や周りの障害物に到達するまでの時間、戻ってくるまでの時間を計測します。

2種類のセンサーの情報を、機体に搭載されたプログラムが処理することにより、安定した飛行をサポートします。

センサーは周囲40mまでの障害物状況を検出でき、障害物との距離が近づいたときに、機体を緊急停止されることも可能。障害物との距離を任意に設定し、緊急停止できます。

広範囲を高解像度で撮影可能なカメラ

今回使用したカメラ「ZENMUSE H20」は、機体と同じく「DJI」というメーカーのものです。

広い視野を持つカメラであり、広範囲を高解像度で撮影できます。撮影したい場所を指定し、ズーム写真を撮ることも可能。ズーム写真とは思えないほどの、鮮明な映像・画像が撮影できました。

ブレの補正機能も優秀で、まるでカメラを地面に置いて固定しているかのような、クリアな映像を撮影可能です。

強風の中でも安心して操作できる機体でした

今回のテストフライトでは、「安心して操作できる機体だな」という印象が強く残りました。

機体6面のセンサーと、コントローラーに映し出される操作用の映像のおかげで、普段以上に安定した操作ができたと思います。

フライト時は風速4~5mと風が強めでしたが、機体にパワーもあり、最後まで安定した飛行ができました。ちなみに、風速4~5mというと、風の音がうるさく感じるくらいの風速です。例えば自転車をこいでいるときに、同じだけの向かい風が吹いていたら、なかなか前に進めないでしょう。

機体6面のセンサーと操作用カメラからの映像で、周囲の状況を確認しながら飛行可能。機体本体にパワーがあり、強風でも安定飛行ができるため、ドローンをはじめて導入する場合にもおすすめできる機体だと感じました。

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