赤外線カメラ搭載ドローンの飛行テストを行いました!

2020年07月29日
コラム

こんにちは。金井度量衡編集部です。

金井度量衡では、2020年3月6日に、赤外線カメラを搭載したドローンの飛行テストを行いました。

曇り空で、気温も低く寒かったですが、雨が降る前に飛行テストを終えることができたので良かったです。

今回飛行テストを行った赤外線カメラ搭載ドローンは、耐荷重が高く、カメラの細かな操作も可能な、使い勝手の良い機体でした。赤外線カメラの見方から、ドローン本体の使用感まで、赤外線カメラ搭載ドローンの飛行テストから得られた情報を余さずお伝えします。

赤外線カメラとは?

赤外線カメラとは、対象の熱を捉え、撮影した景色を温度差に基づいて表示するカメラです。「サーモグラフィ」と言った方が、わかりやすいでしょうか。

赤外線カメラは、撮影した景色を温度の高い順番に「白→黄色→赤→紫→黒」という風に、グラデーションで表示します。

温度の色分けは「〇℃なら黄色、△℃なら紫」と決まっているのではなく、基準となる箇所との温度差を基に色分けするという、相対的なものです。

今回撮影した画像だと、地面の中央部分の明るく白い箇所が最も高温で、空の黒い部分が最も低温です。

赤外線カメラ搭載ドローンの仕様

ドローン本体や搭載された赤外線カメラの仕様と、飛行テストから得られた使用感をお伝えします。

【テスト機体の仕様】
ドローン本体:Matrice210RTK
搭載カメラ:ZenmuseXT2

ドローン本体は、堅牢性と耐荷性に優れたMatriceシリーズの中でも、2020年3月現在、最高の耐荷重を誇る機体です。1.45kgまでの重さに耐えられるので、大きなカメラも問題なく搭載できました。

遠隔操作でカメラの向きを変えたり、動画だけでなく静止画も撮れたりと、使い勝手の良い機体とカメラでした。

赤外線カメラ搭載ドローンの駆動可能時間

ドローンの駆動可能な時間は、バッテリーの容量と、機体や搭載カメラの総重量によって変わります。車の燃費をイメージすると、わかりやすいでしょう。

今回の機体は、バッテリー1本あたり25分程度の飛行が可能。バッテリーはワンタッチで交換できるので、バッテリー交換を煩わしく感じることはありませんでした。

赤外線カメラ搭載ドローンの防水性能

今回、飛行テストを行った赤外線カメラ搭載ドローンは防滴仕様ですが、雨の中で長時間飛行することはおすすめできません。

ただ、多少の雨ならドローン本体や搭載した赤外線カメラに問題が起こることはほぼありません。

今回の飛行テストでは雨は降りませんでしたが、雨が降りはじめたら機体を手元に戻すように意識すると、安心でしょう。

赤外線カメラ搭載ドローンの、さまざまな活用方法

赤外線カメラは、景色そのものではなく、景色の中の温度差を表示するカメラです。

「熱源を捉える」という特徴から、災害救助や構造物の撮影への活用はもちろん、ソーラーパネルを設置する前に太陽光の当たり具合をチェックする、というような使い方もできます。

金井度量衡では、ドローンの飛行テストや点検を行い、得られたノウハウを活かした不具合や不明点に対するサポートも行っています。

「ドローンを活用してみたいが、はじめてだし不安…」という方は、ぜひ一度弊社にお問い合わせください。

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